唐津焼 王天家窯
土にこだわって唐津焼を焼いています。
【唐津焼とは】
日常雑器から茶器までさまざまな器種類があり、作風・技法も多岐にわたる。茶碗は古くから「一楽二萩三唐津」と称されて名高い
【唐津焼の成形】
焼き物にはロクロ成形の後に削りという工程があります。唐津は半乾きの時に一気に削ります。その時砂目の土を削った後にできる縮緬ジワは茶人に愛されてきました。
【朝鮮唐津】
王天家窯といえば朝鮮唐津と言われるくらい、朝鮮唐津は得意としております。黒と白の掛け分けたシンプルなものですが大変難しい技法です。
【斑唐津】
斑唐津は米の藁を焼いて釉薬の原料とします。王天家窯は米の藁でなくて餅の藁を焼いて釉薬としております。唐津の砂目の土と餅藁の灰の釉薬が高温で焼きぬかれると、透き通った青がでます。
【土味】
唐津焼の土の特徴はザックリとして粘りがあります。数寄者は高台を見るというのも納得がいきます。唐津はいろんな種類の土がありますので高台を見て楽しむのも面白いかと思います。
【王天家窯について】
福田泰山が50年前に佐賀県唐津市厳木町で始めました。厳木町は古くから炭坑が盛んで祖父は炭坑の仕事を求め島根県から来ました。
炭坑と粘土は密接な関係があって、炭坑の近くにはザックリとして粘りがある土があります。王天家窯はその土を使い桃山時代の力強い朝鮮唐津や斑唐津の再現に日々精進しております。
【アクセス】
国道203号線沿い厳木高校の隣に展示場はございます。大きな看板が目印になります。
王天家窯
〒849-3132
佐賀県唐津市厳木町うつぼ木10-1
TEL.0955-63-2304
営業日:月〜 日(10:00 - 17:30)
12/30と12/31、お正月の1/1~1/3はお休みとさせて頂きます。
駐車場20台可
唐津市内から車で30分
JRでは唐津駅から30分ほどの厳木駅で降車し徒歩5分